朝起きて痛い?腰痛・ぎっくり腰
おはようございます。さわやかな朝ですね!しかし、世の中には、最悪な朝を迎える方も多くいます。どう?身体を動かしても腰が痛い!起きるのに一苦労します。これはなぜなのでしょうか?
朝一番の腰痛やぎっくり腰
朝一から堪りませんね!腰痛があると、しかし、とてもよく聞く話です。ぎっくり腰のお客様の中には、昨日は全然腰に痛みなどはなく、今朝突然痛み出したパターンや、毎朝、起き上がるまでが大変で、起き上がれば段々と楽になってくるパターンなど、朝に痛みの感じるケースが、実は結構多いです。それはなぜなのでしょう?横になって休んでいるのに、身体は休めていない。もしくは、片側ばかりで寝ていて、バランスを崩してしまった。などが考えられます。
実は休めていない。
なにかしら薬やお酒を飲むということは、感覚を鈍らせているとも言えます。熱がでた、お腹が下す、風邪で頭が痛い時に、薬を飲みますが、実はこれ、正常な人体の機能をマヒさせていることに気が付くでしょうか?熱は人体がウィルスなどから身体を守るため、お腹を下すのは、強制的に毒物を出すため、風邪で頭が痛いのは、無駄に動き、エネルギーを消費しないように、安静にするためではないでしょうか?しかし、薬を飲むことで、日常生活に支障の出ない程度まで活動できます。ですが人本来は、安静にしていることを望んでいます。過剰な薬やお酒・エナジードリンクなど、興奮するような飲み物は、正常な人体の活動を妨げる結果となります。朝起きた時に、異変がある時は、何かしら安眠を妨げたモノが無いか?見直すべきだと思います。
睡眠導入剤
さらに強烈に作用するのが、眠剤(睡眠導入剤)です。人は、神経の塊とも言えます。外の風や温度、人や何かしらの気配を敏感に感じ取り、絶えず脳に信号を送り込んでいます。さらに自分の筋肉の動きはダイレクトに神経を刺激します。そういった数々の刺激にさらされながら、やがて取捨選択が起こり、その人独自の意識チャンネルが形成され、性格や個性の源となるのでしょう。人は外部刺激によって、鏡の様に、自分の存在が認識できるとも言えるのです。アイデンティティは外部刺激によって保たれます。しかし、筋弛緩剤などによって筋肉からの刺激を減らされると、同時に、内部意識を保てません。ブラックアウト(気絶)します。詳しい原理はわかりませんが、睡眠導入剤も似たような作用があり、痛みを感じにくくすることは眠りに直結するということです。しかし、自然な眠りとは到底違い、刺激が無い為、寝返りなどの反応もなくなります。そうすると血流やリンパの流れが悪くなり、休みどころか肉体に強い負荷を掛けるのです。朝痛い時は、もう一度人間本来の機能を損なうような、薬やお酒食べ物を食べていないか?検討してみることをお勧めします。
片側だけで眠る
実際にあった話ですが、あと一週間で出産の予定日の女性がぎっくり腰で困っていました。出張でお伺いし、診せてもらいましたが、なかなかの難敵で、困り果てた思い出があります。そのお客様の話を聞いていくと、仰向けが苦しいので、横向きに寝ていたが、もともと腰痛もあり、片側ばかりで寝てしまっていた。お腹が大きくなり、さらに重さが加わり、結局動けなくなってしまったそうです。妊婦さんはなにかと結構丈夫なのですが、極端な姿勢はとても身体に悪く、腰を痛める結果になるということです。基本的な施術をしてもなかなか手強く、足の付け根の施術を繰り返すことで、立つことができるようになりました。しかし、痛みで片足が内に向き、寝ていたような格好に戻ろうとします。すると痛みがさらに強くなり、立つことができなくなりました。仰向けで位置を調整し、立たせる時に足を内向きにさせないことを繰り返すうちに、立てるようになり、回復してきたのです。時間のかかる大変な施術でした。
寝返りをしないリスク
まとめとして、共通するのは寝返りをしないということです。以前NHKの番組の記事を書きましたが、腰痛のない方を棺桶に入れて寝てもらうと腰痛になる実験がありました。寝返りをしないだけで腰痛になるのには最初驚きがありましたが、長時間同じ姿勢をすると誰でも腰が痛くなるよなと思うと、当たり前の話であることに納得できました。そして寝返りを妨げる要因は一つではなく、様々な日常の場面で思い当たることがありました。お酒の飲みすぎ、薬の飲みすぎは、神経を鈍らせますし、運動不足や逆に仕事のし過ぎは、肉体や精神にストレスや負荷を掛けます。寝る前に最低限お風呂に入り、軽めの全身運動をして、寝返りをしないリスクをより少なくしましょう。